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”百一 hyakuichi” 1/3終了! 2年目に回したのは??  [こうのまんがの謎]

 「週刊漫画ゴラク」に連載中の ”百一 hyakuichi”ですが、今週で34回… つまり連載1/3を突破しました。 これまで出てきた詩を調べて見ると、52番の句までしか使われていません。 つまり、1年目に前半、2年目に後半の句が使われるという事? 季節感を大切にする作者のこと、きっと、百首を季節ごとに分類して、どの号に どの句を載せるかを予め決めているのでしょうね。 1年目に前半の句、2年目に後半の句とした方が分類もやりやすいということか。

 と、すると、何故 既に51番目と52番目の句が出てきているのでしょうか? 51番 「かくとだに」は第20回(9月7日発売号)に、52番「明けぬれば」は第18回(8月24日発売号)に登場しています。 無季の句の配分バランスがうまく取れなかったから前半に回したのでしょうか? というよりも、前半50句の中に、どうしても後半(特に最終回近く)に回したい句があったのではないでしょうか。

 主人公の太田さんは”永遠の1028歳”。 永久の命を生き長らえてきた彼女を象徴する詩。 例えば、35番の「人はいさ 花ぞ昔の」は、まさに太田さんの心情を表しているのではないでしょうか? また、38番「忘らるる 人の命の」、あるいは50番「君がため 長くもがなと」などは、人より長く生きる(常に見送る立場の)太田さんの悲哀を表すのに相応しい句ではないでしょうか? ひょっとして最終回候補?


百一 34回までに使われた詩

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 実は太田さんの正体ではないかと疑われる有名な女流歌人は後半に集中しています。 これらの平安美人の詩がどのように使われるか楽しみです。


作者の著作に関する年表 百一1/3突破編

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 ところで、太田さんならぬ オオタフク子さんが主演のオタフクソースのコラボCM第3弾。 ついにオオタさんが海外進出を企てていますが、どうしてみんな 語学留学にはニュージーランド行くかね? うちの広島の姪っ子もニュージーランドにホームステイに行ったよ。 広島とNZって何か縁があるのかな?

 さて、最終話となる今回ですが、ラストシーンは外国のバラックの中でお好み焼きを振る舞うオオタさんの姿。 第1話に通じていますが、私は思わず シュモーさんを連想したよ。 原爆で家を焼かれた人たちのために、広島と長崎で仲間と一緒に家を建てて回ったシュモーさん。 その後、朝鮮戦争や中東戦争でも被災した人たちのために尽力されました。(「この世界」の聖地巡礼ツアーでもシュモーさんの活躍は紹介されているようです。)

 「小さな幸せを 世界の幸せに。」という、今回の企画。 美味しいものを振る舞って幸せになろうというオタフクソースさんの考えの根底には、戦後のバラックの中から幸せを見つけてきた広島人の誇りと、シュモーさんのような人を慈しむ気持ちが流れているのかな?

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