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ちはやふる〜〜!! [こうのまんがの謎]

ちはやふるクライマックスと百一、まさかのシンクロ!(まあ、正確には99首目なんですが。)
ちはやふるは いよいよ来月完結ですね。

それから、こうのさんは著作をコミックゼノンに移されたんですね。 新装版が次々と刊行されてます。

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”百一 Hyakuichi” 堂々完結 ~スグ帰ってくるからね!~ [こうのまんがの謎]

 ”百一 Hyakuichi”が遂に完結しました。 予想通り、中納言行平の「立ち別れ~」の歌でフィナーレとなりましたが、気になるのが現代語訳の「スグ帰ってくるからね!」と、あおりの『単行本の刊行と、こうの史代先生の次回作にご期待下さい!』です。 さて、次回作はスグに来てくれるのでしょうか? (「日の鳥」の3巻は?)


 なお、私は百人一首の解説に 小倉山荘さんの”ちょっと差がつく『百人一首講座』”を参考にさせていただきました。 ネット上の解説サイトを色々見た中で、この小倉山荘さんのが一番わかりやすかったです。


百一 Hyakuichi 各話 第1回~第50回

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百一 Hyakuichi 各話 第51回~第100回

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使われた詩 前半

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使われた詩 後半

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*クリックすると大きくなります。

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”百一 Hyakuichi” あと4つ、最終回はこの歌だっ!!! [こうのまんがの謎]

 ”百一 Hyakuichi”、いよいよ あと4首となりました。 ”のの”の卒業、彼氏との再会、亡父のお好み焼き屋の再興と、物語も佳境に! でも、1028歳という設定はどうなった?


これまでに読まれた歌 その1

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これまでに読まれた歌 その2

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第51回~第96回まで

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※クリックすると拡大します


 すでに最終回までの原稿は入稿済みと思われるので、ここで最終回の歌を大胆に推理してみましょう。(まあ、25%の確率なんだけど。


第16番 たちわかれまつとしきかば (中納言行平)

 まず、最終回候補の最右翼は在原行平のこの1首。 (わざわざ)1首だけ残された前半の歌にして、別れと再会の歌として名高いこの歌こそ最終回にふさわしいのでは?


第89番 たまのおよしのぶることの (式子内親王)

 前半の”玉の緒”の響きから、”魂”、”玉のような”、”へその緒”と連想し、出産か? あるいは後半の忍ぶのイメージから、誰かとの別れ?(あばあさん??) ここで、永遠の命につなげるか? もっとも、太田さんの自称1028歳→永遠の命という設定は、すでにオタフクのオオタさんに あげちゃったとみるべきか?


第90番 みせばやなぬれにぞぬれし (殷富門院大輔)

 ”みせ”からお店の再開店かと思ったけども、すでに第96回で「おかめ」の再開店は描かれているもんな。 むしろ後半の”濡れ”から涙の連想、やっぱり誰かとの別れを暗示? 90番→89番で大団円か? それとも梅雨で雨漏りの中でも仲良くお店を切り盛りしているということか?


第95番 おほけなくわがたつそまに (前大僧正慈円)

 実は、これが一番わかんない。 どう関連つけるのか?? 逆に、これが最終回の大穴候補だったりする。


(令和2年5月24日追記)

 おほけなくわがたつそまに  クワが立つ!! 恐れ入りました。




 さあ、いよいよあと一月ですが、そもそも本当に100話?!

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”百一 Hyakuichi” 4/5終了! 嵐の前の静けさ?? [こうのまんがの謎]

 百一、ついに第80回に到達、いよいよ残りは20首です。 2/3から4/5までは、回数と詩番が一致してるものがあったりとか、表紙裏とかありましたが、主にはダジャレシリーズでした。

 最終回5部作の前の静けさかなぁーと思っていましたが、第79回、80回では太田さんの亡き父上が登場。 このまま父の意思を継いで、お好み焼き屋の「おかめ」を再興していく細腕繁盛記ものになっていくのか? 逆にこのところ、”永遠の1028歳(自称)”を連想させる話題がないのも気になる。 さあ、さあ、どうなる?!


”百一 Hyakuichi” 第51回から第80回まで

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これまでに登場した詩(1/2)

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これまでに登場した詩(2/2)

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(クリックすると大きくなるはず)

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”百一 hyakuichi” 2/3突破!! どうまとめるの? [こうのまんがの謎]

 「百一 hyakuichi」の連載も第67回に。 2/3突破しました。


「百一 hyakuichi」第51回~67回まで

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 *クリックすると大きくなります


 物語は進んだようで進んでないような。 あさはかな女流歌人説は真っ向否定されましたが、というか”太田さん平安人説”も怪しくなってきたような。 このまま彼氏と結ばれて… というような普通の展開になるのでしょうか? それとも最終回3部作(か5部作か、6部作)で彼女の秘密が明らかにされる??


 これまでに登場した詩(1/2)

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 これまでに登場した詩(2/2)

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 季節柄、まずは秋の詩→冬の詩と登場してくると思われますが。 さあ、どの歌をラストに持ってくる?

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”百一 hyakuichi” 「女流歌人説」 つぶしにきた~~!! [こうのまんがの謎]

 ”百一”、後半に入ってから怒涛の展開が続いています。 主人公の太田普及子さんは、その容姿から平安美人モチーフで 有名女性歌人の生まれ変わりか、あるいは(生き永らえた) ご本人ではないかとの仮説を立てていたのですが… 第52回「あらざらむいまひとたびの」で和泉式部、第53回「よをこめてよにあふさかの」で清少納言、そして第54回「やすらはでかたぶくまでの」では赤染衛門と主要な女流歌人が立て続けに登場しています。

 まるで、浅はかな”女流歌人説”をあざ笑うかのように、怒涛のラッシュが続きます。 はたして来週は、「めぐりあひてくもがくれにし」なのでしょうか?


(R元年6月20日追記) 第55回は63番の左京大分通雅でした。 紫式部残したよ… ちなみにあの茶髪の子は、やっぱり”みか”でしたね。


(R元年7月19日追記) 第59回で紫式部の詩が登場。 ”女流歌人説”完全に詰みました。

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”百一 hyakuichi” ついに1/2終了! これからどうなる?  [こうのまんがの謎]

 平成30年の3月末に連載開始となった ”百一 hyakuichi” が、令和元年5月に第50回をむかえました。 ついに折り返しです。 これまで見えてきたモノ、新たなナゾ、謎、なぞ…


後半の歌が本格登場

 まだ前半の歌が9首残っているのですが、第44回からは本格的に後半の歌に突入しました。 これは、いわゆる最終回3部作(5部作くらい?)にまわす歌をカモフラージュするための措置か? ちなみに後半に入っても、有名女流歌人の歌は未登場です。


作者の著作に関する年表 ”百一 hyakuichi” 第50回までの道のり

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登場した歌(1)

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登場した歌(2)

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出たっ、ヤンキーネタ!!

 第41回の「あひみてのむかしはものを」では、太田さんが少女時代にスケバンだったことが明らかに。 往年の こうのまんが定番のヤンキーネタ復活に狂気したファンは多かったのではないでしょうか? 恩師から、昔 没収された鎖鎌を返してもらい、”てへペロ”する太田さんがおちゃめ。

 鎖鎌は「長い道」の中でも 道と遊さんが的確に使いこなす様子が描写されており、作者がこの武器に精通していることが伺えます。 きっと、こうのさんの現役時代愛用の武器だったんでしょう。 と、ほのぼのとした感じで終われれば良かったのですが、実は、この回には大問題が。 太田さんが通常の人間と同じように歳を取っているという事が明らかになったのです。


1028歳じゃない??

 あれ、太田さんの1028歳(自称)というのは、本当に”自称”だったのでしょうか? 実は、第25回の「ちはやぶるからくれなゐに」でも、太田さんの幼稚園児時代が描かれているのです。 この時は、見て見ぬふりをしようかと思ったのですが…

 今まで、太田さんは永遠の命を持っていて、あの姿のまま(少なくとも)平安時代から生き続けていると思っていたのですが、違ったのでしょうか?(オタフクソースのオオタさんの方は このパターン)

 それとも、「おもいでエマノン」のように前世の記憶を持ったまま(自分の娘に)転生していくというスタイル?? もしそうだとすると、第11回から出ている あのおばあさんは 太田さんの前世ということ?! 謎は深まるばかりですが… 実は太田さんが1000歳超えという事を示す描写は、作中にはまだ一切出て来ていないのです。


細腕繁盛記?

 太田さんが今住んでいる店舗付2階建て木造住宅は 元お好み焼き屋で、あのおばあさんが店主だったという事が第48回で明らかになります。 このあと、太田さんがそのお好み焼き屋を再興するのか? 第45・46回で出会った彼氏との仲はどうなるのか? いろんな展開を期待させながら、物語は後半に入って行きます。


アリの恩返し??

 第49回「ありまやまいでそよひとを」は、病気のありこさんに助けを請われるお話し。 きっと、太田さんは助けてあげるのでしょうが、気になるのが太田さんの着ている服。 素敵なワンピースにも見えますが、これ、貫頭衣じゃない?! とすると、実は太田さんは平安時代どころか大和古墳時代の人間で、助けたありこさんの恩返しで不死の命を授けられた…っつうこと?

 残念ながら、第50回では この話しの続きは描かれなかったのですが、本当に色々深読みできて楽しい作品ですね。 さあ、後半はどういう展開が待っていますか。

 このままのペースだと、”百一 hyakuichi”は令和2年の夏ころに完結する予定と思われます。

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”百一 hyakuichi” 1/3終了! 2年目に回したのは??  [こうのまんがの謎]

 「週刊漫画ゴラク」に連載中の ”百一 hyakuichi”ですが、今週で34回… つまり連載1/3を突破しました。 これまで出てきた詩を調べて見ると、52番の句までしか使われていません。 つまり、1年目に前半、2年目に後半の句が使われるという事? 季節感を大切にする作者のこと、きっと、百首を季節ごとに分類して、どの号に どの句を載せるかを予め決めているのでしょうね。 1年目に前半の句、2年目に後半の句とした方が分類もやりやすいということか。

 と、すると、何故 既に51番目と52番目の句が出てきているのでしょうか? 51番 「かくとだに」は第20回(9月7日発売号)に、52番「明けぬれば」は第18回(8月24日発売号)に登場しています。 無季の句の配分バランスがうまく取れなかったから前半に回したのでしょうか? というよりも、前半50句の中に、どうしても後半(特に最終回近く)に回したい句があったのではないでしょうか。

 主人公の太田さんは”永遠の1028歳”。 永久の命を生き長らえてきた彼女を象徴する詩。 例えば、35番の「人はいさ 花ぞ昔の」は、まさに太田さんの心情を表しているのではないでしょうか? また、38番「忘らるる 人の命の」、あるいは50番「君がため 長くもがなと」などは、人より長く生きる(常に見送る立場の)太田さんの悲哀を表すのに相応しい句ではないでしょうか? ひょっとして最終回候補?


百一 34回までに使われた詩

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 実は太田さんの正体ではないかと疑われる有名な女流歌人は後半に集中しています。 これらの平安美人の詩がどのように使われるか楽しみです。


作者の著作に関する年表 百一1/3突破編

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 ところで、太田さんならぬ オオタフク子さんが主演のオタフクソースのコラボCM第3弾。 ついにオオタさんが海外進出を企てていますが、どうしてみんな 語学留学にはニュージーランド行くかね? うちの広島の姪っ子もニュージーランドにホームステイに行ったよ。 広島とNZって何か縁があるのかな?

 さて、最終話となる今回ですが、ラストシーンは外国のバラックの中でお好み焼きを振る舞うオオタさんの姿。 第1話に通じていますが、私は思わず シュモーさんを連想したよ。 原爆で家を焼かれた人たちのために、広島と長崎で仲間と一緒に家を建てて回ったシュモーさん。 その後、朝鮮戦争や中東戦争でも被災した人たちのために尽力されました。(「この世界」の聖地巡礼ツアーでもシュモーさんの活躍は紹介されているようです。)

 「小さな幸せを 世界の幸せに。」という、今回の企画。 美味しいものを振る舞って幸せになろうというオタフクソースさんの考えの根底には、戦後のバラックの中から幸せを見つけてきた広島人の誇りと、シュモーさんのような人を慈しむ気持ちが流れているのかな?

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オタフクさん?! ”百一 hyakuichi” 1/4終了 [こうのまんがの謎]

 オタフクソースと片渕監督のコラボCMの主人公 ”オオタフクコ”さんの設定が、”太田さん”と被るなぁと思っとったら、”オオタフクコ→おおたふきゅうこ”!! ああっ!! キャラクター原案も こうの先生じゃないか! まさかのオタフクソースつながり。 それで、平安人にしてはお好み焼きにうるさいわけだ。

 ”百一 hyakuichi”の連載も25回まで来て1/4終了(?)しましたが、ここまでの傾向では前半の句が読まれていますね(No.52まで)。 そして、”太田さん”の本体ではないかと疑われる女流歌人(和泉式部、紫式部、赤染衛門、清少納言など)の句はまだ登場していません。 これからどう展開していきますか。

 オオタフクコさんのCM第2弾は11月リリースだそうです。

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こうのまんがの謎  ”百一 hyakuichi” 1/5終了時編 [こうのまんがの謎]

 こうの史代の最新連載である ”百一 hyakuichi”が、このたび連載20回を突破しました。 この作品は「小倉百人一首」がテーマであるはずなので、ようやく全体の1/5が終わったことになります。 この時点で見えて来たもの、さらに深まった謎を見てみましょう。


広告スペースを買い取っているのか?

 このまんがは、「小倉百人一首」をモチーフとした”巻末1ページカラーまんが”です。 毎回、百人一首の一句を取り上げ、上の句の頭5字と下の句の頭7字を組み合わせたタイトルから連想された情景が、フルカラーでセリフ無しで描かれます。 別に百人一首を題材にした漫画も、1ページカラー漫画も史上初ではありません。 しかし、問題なのはその掲載場所。 この作品は、雑誌の裏表紙に描かれているのです。(7、8、11、17回は裏表紙の裏) ここは、雑誌にとって最も高額な広告料が取れるスペースです。

 いくら人気作家の連載で発行部数増が見込まれるからといって、この重要な広告スペースを無償で提供したりということは、日本文芸社の営業さんでなくともしないはず。 ということは、このスペースを確保するために、作者はいくらかを払っているのでしょうか? ここで思い出すのが、「長い道」のあとがきに書かれた作者のメッセージ。 「長い道」は、当初は3ページ連載で、この中途半端な長さにストーリーをまとめるのに随分と苦戦し、「いつかおカネ持ちになったら、広告の頁を買って四頁にしてやろう」と書いておられます。

 この時は半分ジョークだったのかもしれませんが、「広告頁を買い取ってまんがを描く」という野望は、作者の心の奥深くにひっそりと抱き続けられていたのではないでしょうか? この「長い道」のあとがきは、”二〇〇五年六月 雨の朝”に書かれていますが、ちょうど「夕凪の街 桜の国」が”大増刷出来”となり、作者にとって初めて まとまった額の印税が入り始めたであろう時と重なります。 実はこの時から密かな野望実現のために、コツコツと貯金をしていたのではないでしょうか?

 では、100回分にも及ぶ広告料を印税だけで払えるのでしょうか? これまで、作者の単行本で発行部数が公になっているのは、「この世界の片隅に」が累計130万部(百一連載開始時)、「夕凪の街 桜の国」が累計45万部(同)となっています。 これにその他の作品を入れると、おおよそ200万部近い単行本売り上げがあると思われます。 単行本の印税は販価の5~10%が相場のようですから、仮に1冊あたりの印税を80円と置くと、合計で 1億6000万円の印税があったと推定されます。

 一方、週刊雑誌のカラー1ページ当たりの広告料は、メジャーな週刊誌で 100万~150万円と言われています。 裏表紙はもう少し高いでしょうね。 メジャー誌で200万円くらいかな? 週刊漫画ゴラクは、現在では貴重な成人向け週刊漫画誌ですが、発行部数はメジャー誌よりは落ちる 28万部(公称)と言われているので、120~130万くらいかな(すべて私の勝手な推定です!)。 すると、100回分として広告費は総額 1億2000万円から1億3000万円くらいか。 「宝石にもクルマにも興味がない」という作者なら、十分払える可能性がある!!ということか。

 もっとも、単行本の収益を見込んでの広告料ディスカウントや、原稿料との相殺とかもやっているんでしょうね。 ここで言いたいのは、印税がどうのこうのではなく、とにかく何か他の人がやっていないことをやってみたいという作者のヴァイタリティを称賛したいという事です。 


主人公は誰か?

 連載20回を過ぎても いまだに名前の分からない主人公。 このヒトは何者? 風貌から連想されるのは、歴史の教科書に載っていた平安美人。 このヒトは百人一首の女流歌人がモチーフなのでしょうか? ひょっとすると、女流歌人の生まれ変わりか、それとも時空を超えて生き続ける本人? 第17回 「みちのくのみだれそめにし」では東北の地理に疎いことが発覚していますが、これは東北をまだ完全支配していない平安人であるという事の証明か?

 年齢的には、第2回の「はなのいろはわがみよにふる」のイメージから30歳過ぎかなと思ってたら、第16回の「ありあけのあかつきばかり」ではコスプレして有明のコミケに行ってるよ!! 若いじゃん!! 


(H30年9月14日追記) と思っとったら、第21回「つきみればわがみひとつの」で ついに主人公のプロフィールが明らかに。 年齢が1028歳(自称)というので、平安人が生き続けているというノリでやるというのは納得。 問題なのが、おおよそ人間のソレとは思えない ”太田 普及子”という名前。 本名を隠すため、咄嗟にその辺にある本に書いてある文字で偽名を語ったとか、そういうやつ?(江戸川コナンみたいに) ”普及版”との連想から、参考資料の小倉百人一首のパッケージから取ったのかなとも思ったけど、百人一首のメーカーって「任天堂」とか「大石天狗堂」とかで、”太田出版”とかはないのよね。 やっぱり身の回りの物から咄嗟に取ったとすると、これかな??↓

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 ちなみにコナン方式説とすると、咄嗟に考えたのは 主人公でしょうか? 作者でしょうか?(笑)  好きなタイプが明智光秀というのは、作者の福知山住まいから来たのね。 これから他のキャラクターの紹介もありますかね? あの娘はミカでしょ?


やっぱりダジャレか?

 結構真面目な連載かと思いきや、連載初回から”三笠山”と文明堂のどら焼き(商品名=三笠山)をかけ、第4回では”住之江”と墨の絵、第5回では”みかの原”とミカの腹をかけています。 ああ、これは完全にダジャレ=お笑い路線なんだなと納得。 ちょっと高尚な感のある百人一首をユーモアで表現しようという事なのでしょうか?

 「ギガタウン」が出た時の読売のインタビュー記事の中で、「この世界の片隅に」以降の作品のテーマに統一性がないことを問われて、「みんなで話題にしてもらえるような作品を描こうと思う」というようなことをおっしゃっていましたが、ひょっとして、ユーモアやダジャレをきっかけに、百人一首のことを家族みんなで話してもらいたいという思いがあるのでしょうか?(なかなか漫画ゴラクを一家で楽しむような家庭はないと思うが)

 傑作なのは第14回「あはれともみのいたづらに」。 ありこさんのサイズになった主人公が草の葉の上を歩いて果実を収穫していますが、『逆から読んでね』の看板が。 早速逆から読むと「にらづたいに…」、 あ、ニラだ、この葉っぱ!! たいへんだなぁ、まんが家って。


100回なのか?

 小倉百人一首がモチーフなら、連載も100回? ひょっとしたら、主人公の未来が決まる101回目があったりして。 それとも、競技かるたの序歌である 「なにわづにさくやこのはなふゆごもり いまははるべとさくやこのはな」の句の回があるのかも知れませんね。

 おそらく単行本は百人一首の本格的な解説も入れた、オールカラー200頁超の豪華ムックになるのでは…


引っ越したのか?

 連載開始当初、主人公は店舗付きの木造2階建て住宅に一人暮らししていると思われました。 しかも、誰かが帰ってくるのを待っているような…(第2、10、12、13回) ところが、第20回では おばあさん(第11回で初登場)のうちでくつろいでいる様子が描かれます。 ひょっとして引っ越した?

 そういえば第15回「ゆらのとをゆくえもしらぬ」では、幽霊屋敷の住人(?)から隣の部屋を指さされていましたが、あれは転居先を探している主人公に「ここに住みなよ」と誘っていたという事か?! やっぱり、この作品も読み返すたびに新発見があるなぁ。 主人公は一人暮らしの寂しさから、偶然知り合ったおばあさんのうちに居候することになったのでしょうか? でも、おばあさん、結構主人公と顔が似ているんだよね。 実は祖母と孫の関係?

(H30年9月29日追記) ちょっと考えたんですが、このおばあさんの新解釈。 もしも”太田さん”が永久の命を持っているとするのなら、このおばあさん、実は”太田さん”の実の娘という解釈も出来るのでは? そうすると、第12回の解釈も変わってくるかな? ちなみに、”太田さん”の年齢の”自称”というのは、1000歳のほうじゃなくて、28歳の方にかかっているのね。 齢1000歳を超えても、なおサバを読む乙女心、いとおかしけり。


 百一、やっぱり侮れない作品です。


作者の著作に関する年表 百一1/5編

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